石見銀山で知られる、美しく伝統的な町並みの残る島根県大田市と、アフガニスタン復興の 象徴カブールが舞台。地雷で片足を失くしたアフガニスタンの少女と、義肢装具士をめざす 聴覚障害者の女性との心の交流を描いた感動作。
自然豊かな島根と戦争の爪痕の残るアフガンとを対比させ、そこに生きる人々を通して 平和の大切さを素直に感じられる映画。監督は大澤豊、主演は忍足亜希子。そして、林泰文、 宍戸開、山本圭、三船美佳、田村高廣、酒井和歌子などが出演。
映画のロケ地、感動的なシーン、出演者の写真を切手台紙付きでお届けします。
本体価格:2000円(税込み)+送料400円
お申し込み20シートまでの場合、送料は400円。払込み手数料は申込者負担。
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「アイ・ラヴ・ピース」映画シーン写真付き切手は、映画の撮影地となった 島根県での先行上映が開始された平成15年10月23日から、裏糊のついた10面シートに、 映画の出演者・ロケ地、感動的なシーンを入れて発売開始しました。
憲政記念館の上映会は、障害のあるなしに関わらず映画や芸術文化が楽しめるよう、 日本語音声ガイド付のユニバーサル上映となります。 日本語音声ガイドを体験していただき、ご理解をいただける機会となればと思います。
「アイ・ラヴ・ピース」製作上映委員会は、大澤豊監督の「アフガニスタンの子供たちを支援したい」 という思いから、映画の公開に合わせて募金活動を行っています。
この募金を原資に、現地で活動しているNGO等で、基金の目的に合致した事業をおこなっている団体への助成や、 アフガニスタンへの理解を深める事業などを行いたいと考えています。
また、みなさんの善意をできるだけクリアに、厳正公正に資金管理できるよう、 財団法人 しまね国際センターで「アフガニスタン子どもピース基金」の、 募金の受け入れ、基金の管理・経理を行っています。
(9月22日掲載)
凶悪犯罪が増えた、治安が悪くなったといっても、 日本ではどこを歩いても地雷の被害に遭うことはない。 しかしアフガニスタンでは、戦乱は終了したとはいえ地雷による悲惨な被害が後を絶たない。
埋まったままの地雷は一千万個ともいう ▼島根県とアフガニスタンを舞台にした映画「アイ・ラヴ・ピース」が完成、 松江市で試写会があった。映画は、 大田市で義肢装具士を目指して働くろう者の女性が非政府組織(NGO)の一員としてアフガニスタンを訪問。
地雷で片足を失った少女と出会い言葉を超えた心の交流をする、 というストーリー ▼昨年四月から島根県内で撮影がスタート。 千五百人を超える県民もエキストラとして参加した。 大田、松江両市など県内の風景や観光スポットがふんだんに織り込まれている。
地雷の被害を受けた少女を準主役に起用、大田市の義肢装具会社で義足製作しながらの映画制作が、 リアリティーを生み出している。 ▼映画のラストシーン。主人公が製作した義足を着け、 確かな足取りでカブール郊外の丘を登る少女がつぶやく。 「私は地雷で足を失いましたが、そのために、平和がどんなに大切なものか知ることができました。 貧しくても私はこの国が好きです。私はこの国を愛し、平和を愛し続けます」
▼大澤豊監督は、自立に向け踏み出すアフガニスタンを少女の確かな歩みに重ねて表現した、 とあいさつした。生まれる前から戦争が続き、戦争しか知らないアフガニスタンの子どもたちのために 何ができるのか。平和の尊さを考えさせる映画だ
▼「アイ・ラヴ・ピース」は十月下旬から松江、大田市などで先行上映される。(晶)
(11月25日掲載)
島根県とアフガニスタンを舞台にした映画「アイ・ラヴ・ピース」。 全国に先駆けて山陰で公開中だ▼映画の内容についてはこの欄でもう何回か取り上げている。 紹介したいのは、各上映会場に置いてある縦二十五センチほどの募金箱のことである。
「アフガニスタン子どもピース基金」と呼ぶ。製作・上映委員会(代表・大澤豊監督)が 募金を決め観賞者に協力を呼び掛けている▼松江の上映館「松江SATY東宝」をのぞいた。 平日の午後だったが、入場者は中高年女性を中心に三十人余り。 ここでは八本を同時上映しており、映画館によると入りは現在、上位二番目と好調だ。
募金箱は通路脇にあった。観賞を終えハンカチを握り締めた年配の女性らが、 中には後戻りして募金に応じていた▼多民族国家のアフガニスタンはこの四半世紀、 大国の侵攻や内戦などによって戦火が絶えたことがない。子どもたちは平和を知らない。 埋まったままの地雷は一千万個ともいう。
映画も、地雷で片足を失った現地の少女が準主役である▼基金は今後三年間、 上映する全国三千会場で募金箱を置いて募るとともに、映画の収益金も加えて原資にする。 集まった浄財は、現地で活動中の日本の非政府組織(NGO)を通じ、子どもたちの地雷教育や被害救済、 夢を与えるための文化交流、女性の地位向上などに充てる
▼アフガンの子どもたちはどうしてあんなに過酷な生を生きなければならないのだろう。 同じ重さの命、希望、未来を持つはずなのに−。この大澤監督の思いが映画に、基金に凝縮されている。 基金の問い合わせはしまね国際センター(電話0852・31・5056)(耕)
(12月22日掲載)
私は仕事上、生徒たちに戦争について話をすることがある。
もちろん自分が体験したわけではないので、祖母から聞いた話や、 時には祖父の遺品を持ち出してのことだ。しかし、それはやはりどこか「過去」であった。 もちろん過去も大切である。
映画「アイ・ラヴ・ピース」を見た。中の出来事は「現在(いま)」である。 私がこうしている今でさえ、どこかで地雷を踏み、足を失っている人がいるかもしれない。 映画はサッカーボールをけって遊んでいる少年たちの一人がボールを追いかけて地雷を踏むシーンから始まった。
いつもなら「お母さんが、また僕をむりやり映画に連れていく」と文句を言う小学五年生の息子も、 さすがに何も言わず最後まで見続けた。
「戦争って何?」と言っていた五歳の末娘も映画が中盤になり、「ドーン」という爆発音がすると、 娘の泣き声が静かな館内に響き渡り、私は困ってしまった。 新聞やニュースで取り上げられるアフガニスタンの様子は一部であるし、現地の子どもたちの様子など十分に伝わらない。 こうして視覚でとらえると今まで自分が理解し、話してきたことがあまりにも不十分であったことにがく然とする。
戦争の悲劇とは逆に、自分を投げ出し人を救おうとする姿がある。障害を持ちつつも義足を作り続ける主人公の姿には、 胸を打たれた。
国や言葉を超えた人間愛の美しさには、戦争の暗さに対比して、ほっとさせられるものがある。 私が予想した以上にいろいろと考えさせられた映画だった。
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